私たちが目指すもの
『音楽を使った楽しい活動で地域社会に貢献』をモットーに
超高齢社会の進む日本の介護予防・認知症予防と健康促進の
一助として。
音楽の輪コミュニティ日本協会は、超高齢社会の日本において、高齢者の皆様が自分らしく健康的な毎日を送るための一助となれるよう、『音楽を使った楽しい活動で地域社会に貢献』をモットーに設立しました。
音楽は脳に刺激を与えることが証明されています。例えば、懐かしい音楽を聞くことで当時の記憶が甦り、心身ともにリフレッシュできる「回想法」という心理療法に用いられています。また、適切な音楽を用いることで、動きづらい身体がなめらかにメリハリをつけて動くようになる効果も知られています。
加齢による衰えは、身体的なものだけでなく、精神的なものも大きく起因すると言われていますが、音楽は気持ちを若返らせるきっかけになり、肉体も元気にする力があります。心から元気になって、身体も健康に導けるようにこれからもより良いプログラムを開発し、元気な地域社会を増やしていく人材を養成し、現場に送り出すことこそ、私たちの願いです。
- 1. 音楽セッションのためのプログラムとツールの開発
- 2. 音楽セッションを実践できる人材(指導者)の養成
- 3. 指導者を地域に送り出す
- 4. 音楽を通じて地域が活性化するためのインフラ設備
音輪協の開発した「指導テキスト」および「音楽タブレット」は、
経済・産業・科学・医療の各界からの支援を受けて実現しました。
この事業は、下記補助金の採択を受け、展開しています。
1. 経済産業省の「平成27年補正ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」2016年6月採択
2. 福岡県「新生活産業サービス開発・改良支援事業補助金」2016年9月採択
3. 公益財団法人28年度やまぎん地域企業助成基金2017年3月採択
この事業は、下記認定・受賞を基に活動しています。
音楽の輪コミュニティ日本協会(音輪協)について
高齢者の介護予防・認知症予防に音楽と身体活動でサポートします 。
音輪協について
音楽の輪コミュニティ日本協会(音輪協)では、高齢者の介護予防・認知症予防と健康増進のために、音楽と運動を同時に楽しめる独自プログラムを開発し、その啓発普及に努めております。
こうした活動が認められ、2016年2月に経済産業省の新連携で国の認定を受けることができました。
また2016年6月に九州ヘルスケア産業推進協議会の第3回ヘルスケア産業づくり貢献大賞『九州経済産業局長賞』受賞および2017年3月第3回健康科学ビジネスベストセレクションズを受賞することができました。
こうした受賞を基に2017年6月に当協会を設立して本格的に高齢者施設・地方自治体・地域を音楽の輪でつなげる、新しいサポート体制作りを開始しております。
ご挨拶-藤田 和博-
一般社団法人
音楽の輪コミュニティ日本協会
代表理事 藤田和博
このたび「一般社団法人 音楽の輪コミュニティ日本協会」を創設し、介護現場でのレクリエーションや、地域コミュニティ活動(健康寿命の延伸、子育て支援)を推進する人材を本格的に養成することにいたしました。
私が音楽普及のための業界で仕事を始めて三十数年が経ちました。この間、多くの子どもたちや愛好家の方々に音楽する喜びと楽しみ、そして演奏する楽しさとやりがいを経験していただきました。今もたくさんの卒業生の方々が音楽で豊かな生活を送っていただいています。
同時にこの間、日本は急速に超・少子高齢社会となり、2000年に創設された介護保険制度は6年後の2006年には「予防重視型」に転換、改正されました。
これを機に、新規事業の創出を模索していた私どもも、シニア層・高齢者層を対象とした介護予防事業に参入し、全国で初の取組みである音楽を使った介護予防事業のビジネスモデルを構築するに至りました。
2016年度は、近隣の市区町村から1500回を超える「音楽介護予防教室」を受託し、年間4万人の高齢者の方々に同教室を受講していただき、健康寿命の延伸と活性化に役立てていただいております。
運動による介護予防事業を展開している行政は全国に多数ありますが、ここに共通のカベがあります。「きつい」「痛い」「苦しい」等、運動習慣の少ない高齢者にとって介護予防教室でのトレーニングは長続きがむずかしいのです。もっと自然に楽しみながら運動機能の向上を実現させるにはどうしたらよいか。これは全国の各自治体の介護予防事業担当者や施設の職員さん共通の悩みとうかがっております。
そこで私どもはこれまでの豊富な音楽教室運営の経験をベースに、プロの指導者による「音楽療法」「音楽レクリエーション」「生涯学習音楽指導」等の分野での手法を取り入れ、コミュニケーション力や認知機能、思考能力活性化のための、歌や楽器を組合わせた独自の「音楽介護予防プログラム」を開発いたしました。
さらに楽器機能と運動機能を併せ持つオリジナル商品である「ミュージックフープ」を導入し、音楽による脳の活性化と運動による健康促進プログラムを開発・実践して、新たな介護予防事業展開への道筋を拓きました。
こうしたこれまでの実績ある音楽介護予防プログラムを、今回は地域の音楽愛好家やボランティア、施設の職員さんなど、音楽が好きであれば音楽経験のない方でも指導が始められるテキストを作りました。また、安心して指導を継続していただけるよう、指導者支援ツール“らくらく音活「らくおん君」”のタブレットを開発し、実践中心型の新しい音楽資格制度とその支援体制を発足させました。そのポイントは「誰でもできる・つながれる」です。
今後は医療・福祉・教育の世界にもますますロボットやAI(人工知能)の普及が進むと推察されますが、人間は独りでは生きられません。ではデジタルとともに生きられるかといえばそうではなく、人間は人と人とのつながりの中で生かされているのであり、コミュニケーションできる元気な地域コミュニティという受け皿があって初めて、人は安心した日常生活を送れるのです。健康寿命の延伸も子育ても、これからは地域が基盤となります。
「音楽の輪コミュニティ日本協会」は、音楽の力で地域や施設に人の輪を作り、高齢者や子どもたちを元気にさせる。そんな指導者と拠点作りを念頭に置いて創設いたしました。一人でも多くの方々が、この養成講座を受講されることで音楽を使ったコミュニティ作りにチャレンジしていただけますよう念願しております。
ご挨拶-池田 美智子-
一般社団法人
音楽の輪コミュニティ日本協会
理事 池田美智子
私が音楽レクリエーションという道に、足を踏み入れてかれこれ20年になります。 きっかけは「先生、昔の歌を教えてください!レクリエーションの係を任されてしまいました」介護福祉士として施設に就職したエレクトーンの教え子からの言葉でした。
切羽詰まった様子に「懐メロの楽譜」を用意しましたが、ニューミュージックしか聴いていない若者に懐メロは「新曲」に等しく、「弾きながら、歌いながら、相手の顔を見ながら」という三ながらの曲を準備することはすぐには無理でした。「先生、来週からやるように主任さんから言われています。どうしたら良いでしょう」今にも泣き出しそうな教え子を前に「わかった、来週は先生がボランティアで行ってあげるよ」と言ってしまいました。
以後その施設に足かけ5年間ボランティアで伺うことになりましたが生徒は良縁が有りさっさと結婚退職してしまいました。その間、音楽ツールとしてのヤマハ(株)の「ミュージックテーブル」音楽指導スタッフとして、九州・中国地方各県を回ることとなりました。私たちの音楽は、どこに行っても喜ばれました。
またヤマハ(株)と九州大学病院との共同研究「ストレッチ研究会」「ミュージックケア研究会」「音楽と健康プロジェクト」等に参加し、成果を第7回音楽療法学会北海道大会で発表しました。
現在、音楽レクリエーションの仕事として近隣市町村の音楽介護予防事業や特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホーム、介護老人保健施設等で年間300回以上のセッションを実施しています。
セッションで現場を訪問していると嬉しいこともたくさん有ります。いつもは無口な方にマイクを向けると、大きな声で歌ってくださったり、とびきりの笑顔を見せてくださったり、その度にスタッフと目を見合わせて喜び合うといったことが、幾度となくありました。その度に、私は自分の心の中に「灯」をいただき、あたたかく幸せな気持ちになります。皆様の「笑顔」を見るたびに音楽の素晴らしさを体験しています。
音楽は、人の心を動かし、解放し、感動を生む「先生の選曲は若い頃を思い出して楽しい」「懐かしい気分になる」「時間があっと言う間に経つね」「身体が温まって気持ちいい」「手足が思わず動くよ」「又来てね」「待ってる」「きっとね」。
優しい言葉に、こちらも癒やされます。歌唱に加え、口腔体操、見当識、音楽に合わせた身体活動など、介護予防に必要だと思う事を取り入れていることも、長く続いている理由かも知れません。これからも、良いと思うことはどんどん取り入れて、役立てていきたいと思っています。私はこの仕事に出合ったことに本当に心から感謝しています。
音楽の輪コミュニティ指導者をご紹介します。
音楽の輪コミュニティ日本協会(音輪協)では、音楽の輪コミュニティ指導者およびミュージックフープ指導者のご紹介も行います。興味を持たれた自治体や法人の方、高齢者施設の経営者の方は、まずは当協会にお問い合わせください。協会が拡大すれば日本全国にご紹介することが可能ですので、まずはご相談ください。
協会概要
名称 | 一般社団法人 音楽の輪コミュニティ日本協会 |
---|---|
所在地 | 〒811-1302 福岡県福岡市南区井尻4丁目2番51号 |
設立 | 2017年6月1日 |
代表理事 | 藤田和博 |
理事 | 池田美智子 |
メール | |
電話番号 | 092-501-1722 |
FAX番号 | 092-501-1732 |
事業概要 |
アクセスマップ
〒811-1302 福岡県福岡市南区井尻4丁目2番51号